「日本酒は静かに、明菜は全力で」

南部美人をふたりで

休日前夜、冷蔵庫に大事に冷やしておいた南部美人の飲み比べ3本

ちょっとずつおちょに注いで、香りを確かめながら口に含む。

これだけで平日の慌ただしさがすっと抜けていく感じがするんです。

普段あまり酒にうるさくない夫も「これ、うまいな」とつぶやくくらい。

口数は少ないけどこういう“会話じゃない会話″ができるのが夫婦で飲むお酒の良さだと思います。

別の日、友人と熱唱カラオケ

翌日、親友とカラオケ。

こちらは打って変わってにぎやかモード!

で、私には譲れない十八番があります。

中森明菜

「飾りじゃないのよ涙は」「十戎」「DESIRE」「ミ・アモーレ」…………

イントロが流れるたびに、マイクを握る手に力が入りすぎる。

そう、好きすぎて毎回力が入りすぎて全然点数が出ないんです。

「もっと肩の力抜いたほうが得点いくよ」と言われるけど、無理です。

私にとって明菜は、歌うというより、演じるもの。

気が付けば、どこか遠くを見ながらビブラートをきかせている(笑)

でもいいんです。明菜は魂で歌うものだから!

そして、この日最後の1曲。

えっ えっ えっまさかの90点!!!!

「明菜で90点」は私にとって勲章!

なんだかんだ言っても、やはり嬉しい~

南部美人の飲み比べで、心がふんわり解けた夜。

そして明菜で燃えたカラオケの夜。

どちらも大人になったからこそ楽しめる時間だなとしみじみ思う今日この頃です。

目次